特集 図説 胃と腸用語集2012
検査法・手技
サーベイランス大腸内視鏡(surveillance colonoscopy;SC)
岩男 泰
1
,
松岡 克善
2
1慶應義塾大学病院予防医療センター
2慶應義塾大学医学部消化器内科
キーワード:
step(random)biopsy
,
target biopsy
,
colitic cancer
Keyword:
step(random)biopsy
,
target biopsy
,
colitic cancer
pp.669
発行日 2012年5月24日
Published Date 2012/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113269
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
大腸癌発生のハイリスク群に対し,定期的に大腸内視鏡検査を施行して癌発生を監視することをいう.広義には大腸癌手術後症例,大腸癌・腺腫の内視鏡摘除後症例,家族性腺腫症などが対象になるが,一般にSC(surveillance colonoscopy)という用語を使用する場合には狭義の対象として炎症性腸疾患,特に潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)に定期的に施行する大腸内視鏡をいうことが多い.
UCの大腸癌合併の危険因子として罹患年数の長さ,罹患範囲の広さ,大腸癌の家族歴,原発性硬化性胆管炎の合併,若年発症などが報告されている1).
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.