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病理学講座 消化器疾患の切除標本―取り扱い方から組織診断まで(10)
組織所見と肉眼所見との対応,病変の再構築(1)食道
Introductory Course of Gastrointestinal Pathothology (10)
中村 恭一
1
Kyoichi Nakamura
1
1筑波大学基礎医学系病理
pp.1211-1214
発行日 1987年10月25日
Published Date 1987/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112963
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はじめに
食道疾患の中で臨床病理学的に最も重要でありかつ問題となることは早期食道癌の診断,特に上皮内癌と粘膜内癌の診断についてであろう.その早期癌の病理組織学的診断では,異形成(dysplasia)と上皮内癌(intraepithelial carcinoma or in situ carcinoma)との鑑別が重要である.ここでは,その組織学的鑑別診断について触れてみたい.
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