印象記
日本消化器病学会第61回総会印象記
竹本 忠良
1
,
竹内 正
1
1東京女子医科大学消化器病センター
pp.894-895
発行日 1975年7月25日
Published Date 1975/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112398
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学会印象記というものは1人で書くものと大体きまっているが,そうした類型を破って2人で分担することに予めきめて,日本消化器病学会第61回総会に出席するため京都に旅立った.
3月31日(月)が学会の第1日で,本庄一夫会長の明快,懇切な開会のことばとともに総会の幕はきって落された.続いての第1席が国立がんセンターの「胃粘膜壁細胞のレセプター」で,ラットの遊離壁細胞にはガストリン受容体とヒスタミンH2受容体がともに存在し,それぞれが独立して医分泌系とリンクしているという最初から興味深い発表であって,まったく好調なスタートぶりをしめした.
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