学会印象記
日本消化器病学会第63回総会印象記
竹本 忠良
1
,
沖田 極
1
,
榊 信広
1
1山口大学医学部第1内科
pp.968-969
発行日 1977年7月25日
Published Date 1977/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112626
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日本消化器病学会はやがて会員数1万名をこえるというマンモス学会である.こういう大学会の総会ともなれば運営には数々の困難があり,また大学会に対応したもろもろの体制が整備強化されなければならないわけである.
運営上の諸問題をいかに現実に処理してゆくかというのが歴代会長の腕のみせどころということになるが,第63回日本消化器病学会総会は東京厚生年金会館を主会場として,4月1日から4日まで盛大に開催された.会場を3つにし,特別講演等2,シンポジウムを5たくみに消化して,会長の有賀槐三教授のさえた手腕は如何なく発揮されたわけである.東京をはなれた筆者としては,満開の桜花にも多少の感慨があったが,4日間の会期中晴天にめぐまれ,新宿をぶらつく学会の袋をもった会員の表情も,なんとなくなごやかに思えた.
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