胃と腸ノート
よい胆道像のとり方と読み方(1)―胆道造影能と肝機能との関係
浪久 利彦
1
,
南部 勝司
1
1順天堂大学内科(消化器)
pp.1234
発行日 1975年9月25日
Published Date 1975/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112318
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排泄性胆道造影法で,よい胆道造影像をうるためには次の2つのことが必要である.その1つは,造影剤が肝臓から効率よく排泄されることであり,他の1つは,肝臓から排泄された造影剤が胆道(胆のうと胆管)に,高濃度に貯留することである.経口法では,この他に,造影剤の腸での溶解や吸収が重要な因子になる.
ここでは,肝臓の立場に立って,よい胆道像のとり方と読み方について考えてみたい.
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