今月の主題 胃潰瘍〔2〕
症例
線状潰瘍にみられた早期胃癌の1例
小田 正幸
1
,
小野 儀太郎
1
,
児島 俊也
1
,
高見沢 冽
1
,
奥秋 仁
1
,
輿 仁一郎
1
,
相沢 正樹
2
1信州大学医学部小田内科
2相沢病院
pp.481-484
発行日 1966年8月25日
Published Date 1966/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112060
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Ⅰ.緒言
線状潰瘍については1954年の村上の発表1)以来常岡2),白壁ら3)4)のすぐれた業績がある.近年レ線,内視鏡診断および細胞診の進歩にともなって多数の早期胃癌が発見され潰瘍,ポリープなど胃良性病変の悪性化が論じられている.
われわれは最近線状潰瘍の一端にみられた早期胃癌の一例を経験したので報告する.
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