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書評「大腸肛門疾患の診療指針」
吉田 豊
1
1弘前大学第1内科
pp.90
発行日 1987年1月25日
Published Date 1987/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111957
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本書の編・著者である武藤徹一郎助教授とは欧米の腸疾患研究施設への訪問団で三たび長期間旅行を共にした.したがって同助教授の大腸肛門疾患にかける情熱と学識の深さについては誰よりもよく知っているつもりでいる.先生の豊富な学識経験をもとにした解説書が欲しいものだとかねがね思っていた次第である.
本書を一読して,さすがに武藤助教授の著書だとまず思った.一言では言い表しにくいが,スマートであり,非常によく整理された本であるということである.内容も重厚であるが,それを要領よくわかりやすく纏めてあるところが,さすがなのである.大腸肛門病を学ぼうとする若手研究者,臨床家には,まず本書を勧めたい.
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