Japanese
English
症例
小児Peutz-Jeghers症候群の1例
A Case of Peutz-Jeghers Syndrome in Child
志多 武彦
1
,
三好 晃
2
,
馬渡 康郎
2
,
前田 義章
2
,
黒田 裕介
2
,
森松 稔
3
T. Shida
1
1千早病院内科
2千早病院外科
3久留米大学医学部第2病理
pp.1169-1172
発行日 1974年9月25日
Published Date 1974/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111864
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患者:藤○恭○,8歳1カ月,女子.
(1)第1回入院=昭和42年10月(1歳10カ月時)突然の肛門からの腫瘤脱出があり某病院に入院した.X線検査にてS字状結腸に大・小2個の半球形腫瘤が確認され(Fig. 1,矢印),経肛門的にそれらの摘出術をうけた.Fig. 2は摘出腫瘤の全割像を示す.
(2)第2回入院:その後の経過は順調であったが昭和46年10月(5歳10カ月時)再び肛門からの腫瘤脱出があり当院に入院した.
入院時現症:身長115cm,体重20kg.貧血,黄疸なし.表在リンパ節触知せず.胸部に異常所見なし.腹部は平坦・軟で圧痛なく病的腫瘤触知せず.肝,脾,腎触知せず.浮腫なし,粘膜,皮膚の色素沈着には気づいていない.
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