研究会紹介
長野胃疾患研究会
小西 義男
1
1小西外科病院
pp.816
発行日 1969年6月25日
Published Date 1969/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111135
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本会は昭和39年8月誕生した長野胃疾患懇話会から発展した.X線・胃カメラ・細胞診を3本の柱とする胃診断進歩の波は,ここ信州の地にも打寄せ,市川平三郎先生の数々の御助言で,「胃癌の綜合診断と治療の展望」と題して第1回目に村上忠重教授のご講演を頂いてから,同年12月早くも第4回には戸倉上山田温泉で,白壁彦夫,市川平三郎,山田達哉等諸先生を中心に「早期胃癌のX線診断」のシンポジウムが開かれ発表には会員も参加し大いなる刺激を受けることになった.そして昭和40年8月発哺温泉で胃癌に関する夏季大学を開き,最後の締めくくりとして,村上教授の「胃癌の発生母地と発生点」というご講演を頂く迄,計12回,胃X線診断の基礎,胃内視鏡の基礎,胃生検,細胞診,胃癌の病理等を系統だって勉強することができた.
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