研究会紹介
大阪胃研究会
中島 敏夫
1
1大阪大学医学部西川内科
pp.523
発行日 1969年4月25日
Published Date 1969/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111024
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青山大三博士(大阪回生院)の提案によって当地にはじめて胃疾患研究のつどいがもたれたのはたしか昭和37年秋の頃と思う.「近畿胃研究会」と名付けられ,青山博士を中心に京府医大増田内科,京大脇坂内科,阪大第1内科,第2内科,第1外科,第2外科,放射線科,第2病理,微研放射線科,大阪医大岩田内科,神戸大辻内科,神戸中央市民病院,鳥取大石原内科,姫路マリヤ病院などの同好の士数十名が,E社大阪支店の会議室にあつまって研究会を重ねた.青山博士は精力的,意慾的着想のもとに会の運営一切を担当し,村上忠重,白壁彦夫,市川平三郎,熊倉賢二,中島哲二,常岡健二,崎田隆夫,城所功,芦沢真六,竹本忠良,高山欽哉,信田重光,高木国夫,望月孝規,佐野量造ら諸先生のご講演をお願いして早期胃癌研究の啓蒙につとめ,当地でのこの方面の水準はとみに向上した.この貢献は昭和40暮頃までつづけられた.
この研究会に刺戟されて各機関でもそれぞれ独自の会合がもたれる機運がたかまった.
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