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編集後記
白壁 彦夫
pp.262
発行日 1992年2月25日
Published Date 1992/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106743
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深達度診断の基盤となるバイブル的論文を,ここに初めて得た.隆起型:大きさより高さだ,表面模様だ,それに色も参考にする.それから分化度や癌浸潤部の推定もつく.一方,陥凹型:大きさ,深さ,陥凹縁(輪郭をなす要素),陥凹底には隆起型の所見を加味する,色も参考にする.以上を,正面像と側面像に整理して考えればよいだけである.
内視鏡診断の正診率と誤診率もわかり,写し出す工夫も教わった.食道壁の伸縮に戸惑っていたX線診断も,内視鏡診断にない機能診断に転用する余地も生まれてきた.超音波診断も,力まずに率直な意見である.
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