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海外文献紹介「重症急性大腸炎の治療における絶食腸管安静の必要性の検討」
樋上 義伸
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1関東逓信病院消化器内科
pp.921
発行日 1986年8月25日
Published Date 1986/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110308
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Controlled trial of bowel rest in the treatment of severe acute colitis: McIntyre PB, et al (Gut 27: 481-485, 1986)
著者らは重症大腸炎の治療に際しての絶食腸管安静の必要性についてのcontrolled trialの成績を報告している.
対象は重症急性非特異性大腸炎患者47例で,入院しPrednisolone 60mg/日による治療を開始した,36時間後に乱数表を用いたrandomizationにより次に述べる2群のいずれかへの振り分けを行った.すなわち,bowel rest群(BR群)では経口的には水のみを許可し高カロリー輸液を行い,oral diet群(OD群)では十分な窒素とカロリーを含む食事を摂らせつつ臨床経過を両群間で比較検討している.
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