今月の症例
胃体部前壁Ⅱc型早期胃癌の二重造影法
丸山 雅一
1
Masakazu Maruyama
1
1癌研究所付属病院・内科
pp.126-128
発行日 1986年2月25日
Published Date 1986/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110092
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
〔症例の見どころ〕患者は45歳,男性.初診来院時,既に他院における検査で胃体下部前壁にⅡc型早期癌があることがわかっていたので,精密検査のつもりで前壁二重造影法を行った.以下に示すX線所見は,いずれも検者である筆者がベストと考えるものには程遠いが,バリウムと空気の量,撮影のタイミングの違いによって,同じ病変でも描出のされ方に大きな差があることを示すのに適当な症例と考えられる.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.