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書評「消化管造影ベスト・テクニック」
市川 平三郎
1
1国立がんセンター病院
pp.1088
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109986
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誠に気のきいた小冊子が出たものである.
この本は,筑波大学の臨床医学系・放射線科の講師斎田幸久博士と,角田博子博士との共著である.
わずか116頁の中に消化管造影検査の最も良いと思われる方法だけが,過剰な説明や理論などは省かれて,淡々と書かれてある.全体の約半分は胃,あとの半分で注腸,小腸,食道の造影について,と並んでいるが,ここに書いてある順に行動していれば,自然と良い写真が撮れるようになっている.これこそが“マニュアル”というものだろう.
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