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書評「上部消化管X線診断ブレイクスルー」
市川 平三郎
1,2
1国立がんセンター
2(財)早期胃癌検診協会
pp.1204
発行日 1998年8月25日
Published Date 1998/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103791
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齋田幸久博士が,またユニークな本を上梓された.心憎いほど気のきいた前著「消化管ベスト・テクニック」(医学書院,1991)を出版された博士が,今度は別の視点から本書をまとめられたことは,意義が大きい.
別の視点とは何か.それは,前著の出版から6年以上,教育の第一線で学生やレジデントに接して努力して来られた苦悩の結晶ではないか.つまり,博士は,技術の必要性とその技を磨くコツを教えただけではどうにもならない,ということを,その間により実感されたのではないだろうか.
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