Coffee Break
早期胃癌1,000例から2,000例へ(8)―新しく判明した5施設を加えて
高木 國夫
1
1林外科病院
pp.858-861
発行日 1992年7月25日
Published Date 1992/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109924
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「早期胃癌1,000例から2,000例へ」の小文を本誌Coffee Break欄に,1991年12月号より1992年6月号までの7号にわたって,①日本の早期胃癌1,000例を越えた施設,②かかる施設の調査の経緯,③早期胃癌1,000例の達成期間,④早期胃癌症例の来院経路,⑤専門施設以外の3施設の奮闘,⑥多発癌の頻度,⑦手術と内視鏡的切除,を連載しました.この小文に,多くの先生から色々と貴重な御意見をいただきまして,厚く御礼申し上げます.第1回に掲載した早期胃癌1,000例を越えた施設は8施設でしたが,この8施設以外に新しく判明した山形県立中央病院,ならびに1987年以降に達成した神奈川県立がんセンター,順天堂大学,東京医科大学,開成病院の5施設を加えて13施設の詳細ならびに達成期間をこのシリーズの最後として,Table 1,Fig. 1にまとめました.
1991年12月にこのシリーズ①を書いた折に,早期胃癌1,000例を越えた施設の御教示をお願いしましたところ,「胃と腸」1991年12月号発行直後の1992年1月21日に,早速かつて癌研で一緒であった染谷守先生より,神奈川県立がんセンターが早期胃癌1,000例を越えたとの連絡を受け,神奈川県立がんセンター,玉井拙夫,本橋久彦両先生から,早期胃癌1,000例を1964年から1990年の27年間で達成し,その祝賀会が1991年4月18日に開催され,そのときに記念のメダルが配布されたとの報告を受けました.
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