Japanese
English
今月の主題 出血を来した小腸病変の画像診断
序説
小腸疾患診断の将来
Introduction
丸山 雅一
1
Masakazu Maruyama
1
1(財)癌研究会附属病院内科
キーワード:
小腸造影
,
interventional radiology
,
出血シンチグラフィー
Keyword:
小腸造影
,
interventional radiology
,
出血シンチグラフィー
pp.757-758
発行日 1992年7月25日
Published Date 1992/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109885
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- Abstract 文献概要
本号では「出血を来した小腸病変の画像診断」というかなり条件の厳しいテーマを取り上げることになった.その企画にあたっては,編集小委員の中で不安を訴える人もいた.小腸の場合,胃や大腸ほど系統的に話を組み立てることが難しいことは目に見えているし,ましてや,出血という条件がひとつ付くだけで,主題として適切なものにはなりにくいのではないか,というのである.そして,そういう不安は今でもある.あとは,執筆を担当してくれた著者の方々の奮起を望むのみ,というのが筆者の偽らざる心境である,とでも書いたら少し神経質すぎるだろうか.
出血というからには,治療そのものが緊急を要する場合が多々あるだろう.また,治療は緊急を要しない場合でも,その原因を探る診断的検索は急を要するであろう.このあたりに,診断の方法論の分岐点がある.
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