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編集後記
竹本 忠良
pp.232
発行日 1985年2月25日
Published Date 1985/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109719
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このごろ,よい意味でくせのある文章にお目にかかることが,次第に少なくなってきた.と,思っていたら,今月の主題論文,枚数の制限がきついが,個性のにじみ出た論文が大部分で,久方ぶりに堪能した.望月先生の序説など,最後の数行に,言いたいことが込められている.本号で,胃診断学の20年の歩みは,骨格だけにしても,大要は理解できると思う.「胃と腸」は20巻の1号から3号まで,あえてとどまっているのである.若い研究者諸君が,歴史を振り返り,過去の重みを理解しようとしないからである.この点,19巻12号のこの欄で丸山雅一君が相部に大きな釘をさしたことに,賛成し感謝している.
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