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編集後記
竹本 忠良
pp.256
発行日 1982年2月25日
Published Date 1982/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108788
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“亡羊の嘆”という言葉がある.多岐亡羊とも言うことは,御承知のとおりである.
早期胃癌診断学のような,多数の研究者の関心を持続的に保っている領域においても,この“亡羊の嘆”がある.このsm胃癌にしても,たとえ文献を読みあさっても,あまりにも解決への道が遠いという嘆きもある.あるいは,研究の手段が同じで,考え方を異にしない研究集団の中からは,大きな創造的な仕事が,意外にも生まれにくいということを示しているのかもしれない.
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