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編集後記
竹本 忠良
pp.384
発行日 1976年3月25日
Published Date 1976/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107132
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われわれはここについに早期食道癌の特集号を手にしたというのがいまこのあとがきを書いている率直な感想である.この号がよいキッカケになって,早期食道癌の診断学が太い幹に成長することを期待したい.食道でもどんどん早期癌をみつけようではないかという気運がもりあがってほしいものである.
残念なことには,現在まで集計されている早期癌は58例に過ぎない.とはいえ,今後2,3年にして1施設で10例,20例と症例をもつようになってくれば,この診断学はすっかり姿を変えてしまうかもしれない.
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