今月の主題 大腸sm癌
主題症例
C 隆起型sm癌と診断しポリペクトミーを行わず腸切除した例
6.リンパ管侵襲を認めた大腸sm癌(Ip)の1例
仁瓶 善郎
1
,
小池 盛雄
1
,
田島 強
2
1東京都立駒込病院病理科
2東京都立駒込病院内視鏡診断科
pp.846-847
発行日 1983年8月25日
Published Date 1983/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109425
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〔症例〕67歳,男性.水様下痢を主訴として当院受診.注腸造影(Fig. 1)では肛門縁より約10cmの部位に拇指頭大,亜有茎性の隆起性病変が指摘され,大腸内視鏡検査(Fig. 2)では,病巣の中央に陥凹が認められ悪性病変が疑われた,生検にて乳頭状腺癌と診断された.茎の幅が広く内視鏡的ポリペクトミーの適応とならず,低位前方切除術,リンパ節郭清術が施行された.
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