今月の主題 大腸sm癌
主題症例
A 内視鏡的ポリペクトミー後に経過観察している例
3.内視鏡的ポリペクトミー後4年間再発のないS状結腸粘膜下浸潤癌の1例
魚住 玄通
1
,
多田 正大
2
1京都府立医科大学公衆衛生
2京都第一赤十字病院第3内科
pp.800-801
発行日 1983年8月25日
Published Date 1983/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109387
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〔症例〕T. M.,49歳,男性,会社員.受診1年前に他院にて注腸X線造影を受けS状結腸ポリープを指摘されており,自覚症状は無かったが,精査のため1978年9月に来院.家族歴,既往歴に特記すへきことはない.理学的検査,一般臨床検査にて,特に異常を認めなかった.
注腸X線造影所見(Fig. 1)S状結腸に約2cmの有茎性,球状のポリープを認め(A),更に,約8cm口側の下行結腸に約9mmの有茎性,球状のポリープ(B)を認めた他は異常なし.
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