今月の主題 早期胃癌と線状潰瘍の合併
症例
症例15 胃角の線状潰瘍を伴ったⅡc+Ⅲ型早期胃癌
松江 寛人
1
,
三輪 剛
2
,
小山 靖夫
3
,
佐野 量造
4
,
広田 映五
4
1国立がんセンター放射線科
2国立がんセンター内科
3国立がんセンター外科
4国立がんセンター病理
pp.1071-1073
発行日 1973年8月25日
Published Date 1973/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108608
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〔患者〕64歳 女
既往歴・家族歴:ともに特記すべきことなし.
現病歴:昭和38年ごろより心窩部不快感,時に鈍痛を訴え,近医にて治療を受け,自覚症状が軽快した.43年8月,胃集検にて異常を指摘され当院へ紹介された.臨床的には特に異常を認めず.一般検査では糞便,潜血(+),胃液は過酸であるが他の諸検査は正常であった.
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