今月の主題 早期胃癌と線状潰瘍の合併
症例
症例4 胃角部の長い線状潰瘍瘢痕に随伴した小さいⅡc型早期胃癌
郡 大裕
1
,
宮岡 孝幸
1
,
川井 啓市
1
,
篠田 正昭
2
1京都府立医科大学第3内科
2京都府立医科大学第2外科
pp.1038-1040
発行日 1973年8月25日
Published Date 1973/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108586
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〔患者〕小○朝○ 44歳 男
主訴:心窩部鈍痛
家族歴:父親が直腸癌で死亡.
既往歴:10年前,痔核の手術を受けた.
現病歴:17年前に胃腸透視にて胃角部潰瘍を指摘されて以来,時々心窩部鈍痛および胸やけがあり,胃腸薬を服用していた.昭和47年2月再度主症状が再発したため,某病院を訪れ胃腸精密検査を受け,線状潰瘍と診断され本院に入院した.
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