今月の主題 胃潰瘍の良・悪性の鑑別診断
座談会
胃潰瘍の良・悪性の鑑別診断
熱海 明
1
,
赤坂 裕三
2
,
山崎 信
3
,
原 義雄
4
,
岸 清一郎
5
,
藤原 侃
6
,
氏家 忠
7
,
竹本 忠良
8
,
望月 孝規
9
,
市川 平三郎
10
1山形成人病センター・内科
2京都府立医大・第3内科
3福井県立病院・外科
4新潟がんセンター・内科
5徳島大・第2内科
6福岡・佐田外科病院
7札幌・氏家胃腸科
8東京女子医大・消化器内科
9虎の門病院・病理学科
10国立がんセンター
pp.1208-1222
発行日 1973年9月25日
Published Date 1973/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108551
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市川(司会) 実はこの号の編集を望月先生,竹本先生とご一緒に引き受けましたので,一緒に司会をお願いします.
胃潰瘍の良性,悪性の鑑別診断ということは,きわめて大切なことですが,時代の変遷によって細かいニュアンスはいろいろと変わっていると思います.したがって,何年か毎に,こういう話題が出てもいいのではないかと思いますが,そこで,現在の時点で,皆さん方が考えられておられることを話していただいて話を進めていきたいと思います.
編集委員会でこの話題が取り上げられたときは,日本では胃潰瘍の良性,悪性の鑑別診断という言葉が,近ごろはあまり使われなくなってきているけれども,外国では日常茶飯事に使われているという話が出ました.そこのニュアンスの差も,話題の1つとして取り上げていただけたらと思うわけでございます.
まず,お集りの先生方,このテーマから思いつくことをひとことずつお話しいただけませんでしょうか.
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