胃と腸ノート
胃内視鏡検査で顎をはずした話
竹本 忠良
1
,
中村 光司
2
1東京女子医科大学消化器内科
2東京女子医科大学消化器外科
pp.774
発行日 1973年6月25日
Published Date 1973/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108537
- 有料閲覧
- 文献概要
内視鏡検査を始めたてのころは案外偶発症に出会うことが少ない.偶発症の発生をおそれて,慎重のうえにも慎重な挿入・観察操作を行なうためであり,また患者に対しても特別神経を使うためでもある.
といっても,始めたての初心者が起こす偶発症もないわけではない.大きな事故をひきおこしてしまえば,術者はその後の内視鏡検査は放棄しがちであろう.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.