胃と腸ノート
MNNG投与による残胃癌発生に関する実験的研究
西土井 英昭
1
1鳥取大学第1外科
pp.942
発行日 1981年9月25日
Published Date 1981/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108173
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良性疾患に対する胃切除術がなされたのち,残胃に癌が発生することがあり,これらは残胃癌または残胃初発癌などと呼称されている.このような胃癌は胃切除後の遅発病変として注意すべきであり,また,胃癌の発生を解明するうえにも非常に興味のあるところである.
著者はラットの胃切除後に発癌剤を投与して実験的に残胃癌を発生させ,その頻度や発生部位から,残胃癌発生に関与する因子について1つの知見を得たので,現在までの成績を紹介する.
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