Japanese
English
臨床報告
残胃にみられた早期癌
Early cancer of the gastric stump after partial gastrectomy for benign conditions
三輪 晃一
1
,
山岸 満
1
,
石黒 信彦
1
,
山崎 軍治
1
,
宮崎 逸夫
1
Koichi MIWA
1
1金沢大学医学部第2外科
pp.733-738
発行日 1979年5月20日
Published Date 1979/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207169
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はじめに
胃十二指腸良性疾患手術後の胃に癌が発見されることがあり,胃部分切除後の残胃であることが多いことより,一般に残胃癌と呼称されている.かかる残胃癌の発生は胃良性疾患手術の遅発合併症の問題として,またヒト胃癌発生の解明の上でも重要な手がかりを与えてくれるものと考えられる.
私どもは胃潰瘍で胃切除後,11年と17年で発見された残胃にみられた早期癌を2例経験したので,本邦での報告例を集計し,残胃早期癌症例について検討を加えた.
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