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海外文献紹介「胃の異所性膵遺残の放射線学的特性」
小林 世美
1
1愛知県がんセンター第1内科
pp.1346
発行日 1978年10月25日
Published Date 1978/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107523
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The Spectrum of Radiographic Features of Aberrant Pancreatic Rests Involving the Stomach: W. J. Kilman, R. N. Berg (Radiology 123: 291~296, 1977)
胃腸系統での異所性膵組織は,先天性異常で,しばしば上部消化管のX線検査ではじめて発見される.通常,遠位幽門洞または幽門前域にあり,中心陥凹または臍をもつ小さな筋肉性腫瘍として示される.著者らは,立証された数例を経験しているが,それらは,大きくて無茎性であったり,近位幽門洞にあったり,中心陥凹がなかったり,腫瘤の割に大きな臍をもっていたりして,種々様々であった.
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