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書評「肝障害―アルコール・薬物障害例とその病像」
山本 祐夫
1
1大阪市立大学
pp.72
発行日 1976年1月25日
Published Date 1976/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107073
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千葉大学第1内科教室からは三輪清三教授時代より,とくにアルコール性肝障害,薬物性肝障害について本邦における先駆的な業績が熱心に発表されていたが,その一連の臨床研究の中心的役割を果していた伊藤進博士が肝障害一アルコール・薬物障害例とその病像一と題した好著を上梓された.
本書の特徴は過去17年間に経験した約4,000例という豊富な肝生検例の中から,焦点をアルコール性肝障害,薬剤性肝障害に絞って代表的な症例を提示しながら病理レベルで得た情報を日常の臨床にどう生かすかを解説していることである.
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