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編集後記
渡辺 英伸
pp.598
発行日 1989年5月25日
Published Date 1989/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106467
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本誌での特集主題“腸管の悪性リンパ腫”が連続編として,第23巻12号に次いで出されたのが本号である.前号は腸管悪性リンパ腫の形態学的特徴(X線・内視鏡像,切除材料での肉眼形態,組織学・免疫組織化学,組織型と肉眼型との相関など)に重点を置き,本号は鑑別診断,治療・予後,珍しい腸管悪性リンパ腫に重点を置いている.
それにしても,本誌を読んで“主題の内容に沿って記述し,鑑別診断上,何が大切かを明確にした文章にしてほしいものだ”と感ずるのは筆者だけではあるまい.また,鑑別上の各所見が各疾患ごとに,どの程度の重みづけがあるのかを明記してもらうと,読者にも更に理解しやすいものとなろう.
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