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編集後記
渡辺 英伸
pp.368
発行日 1993年3月25日
Published Date 1993/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106131
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今回,難治性胃潰瘍の治癒予測を中心に27巻12号で,臨床経過と難治化要因を中心に28巻2号で取り上げた.難治性胃潰瘍は定義に問題があるのではなく,それがなぜ反復性持続性潰瘍であるのかにある.この解析には,今一度易治性胃潰瘍の総合的分析も必要であろう.
画像診断の進歩,胃潰瘍の新しい病理の見方,新しい薬剤の登場,病態生理の進歩など,胃潰瘍の総合的分析時機は熟している.総合的分析のためには,各分野の専門家が一堂に会して,各例を検討し,次の検討項目に対する助言などを行う必要がある.
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