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書評「消化管内視鏡ハンドブック 改訂第2版」
三宅 健夫
1
1国立京都病院
pp.278
発行日 1989年3月25日
Published Date 1989/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106413
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今回,林貴雄博士の「消化管内視鏡ハンドブック」第2版が装いも新たに刊行された.初版が1979年発刊であるから,その間,約9年間に8回増刷されたと聞いている.このような発行部数の多い医学関係の教科書としては,あまり他に類をみないのではあるまいか.それほどこの書物は多くの内視鏡医に読まれ,愛され,座右の書として白衣のポケットの中で病院中を走り廻り,そして優れた内視鏡医を育ててくれたのである.
1977年10月,第15回日本消化器内視鏡学会合同秋季大会を,私が会長として奈良市において開催させていただいたとき,パネルディスカッションとして“内視鏡検査の教育法”を取り上げたことがあった.その際,林貴雄博士と共に私はその司会を務め,本学会としては,初めて卒後教育の問題について延々3時間にわたる討論を尽くしたことがあった.
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