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書評「小児の消化管内視鏡検査法」
竹本 忠良
1
1山口大学
pp.1322
発行日 1983年12月25日
Published Date 1983/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109224
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小児に対する消化管内視鏡検査の気運だけは完全に成熟した.それを正しく反映する証拠の1っが,このところ相次いだ小児の消化管内視鏡検査法の本の出版である.いま,私の机上にも,並木正義教授が編集された「小児の消化管内視鏡検査法の実際」(医学図書出版)と,熊澤博久助教授の著書「小児消化管内視鏡検査の実際」(金原出版)とがある.
それに,この書評で取り上げる多田正大博士と川井啓市教授の著書「小児の消化管内視鏡検査法」(医学書院)が加わった.これらの3冊の本を読んで,小児の消化管内視鏡診断学および内視鏡治療学の基本が確立したことがよく理解できる.3冊の本の著者ないし編集者とも,わが国の小児内視鏡検査のパイオニアであり,多年にわたって,この領域の展開に,文字どおり心血を注がれた方々である.
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