増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
診療手技の偶発エマージェンシー
消化管内視鏡
大政 良二
1
,
小泉 大樹
1
,
鈴木 博昭
1
1東京慈恵会医科大学内視鏡科
pp.410-412
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907188
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ポイント
●消化管内視鏡の治療を行うにあたって,偶発症を未然に防ぐためには,内視鏡治療の適応について慎重に判定することが重要である,また,良好な治療環境をつくり,的確な治療技術を身に付けて治療を行うことは当然である.
●患者には術前に治療後の日常生活の注意や術後安静の必要性について説明し,前もって注意書きを渡しておくことも大切である.
●偶発症が起きた鉱合に備えて各種内視鏡治療手技を十分にマスターしておく.特に内視鏡的止血手技は必要になる機会が多い.内視鏡治療の処置で不十分な場合には外科的な処置が迅速にできるように,外科医と連携しておくことも必要である.
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