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書評「病院のなかの英会話 第2版」
岩川 真由美
1
1筑波大学臨床医学系小児外科
pp.540
発行日 1994年5月25日
Published Date 1994/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105796
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アメリカで暮らしていたとき,私の息子は5歳.予防注射(アメリカの予防注射はたくさん.これを受けないと保育所にいけません)を受けに行った病院で,彼は十分,お医者さんや看護婦さんの言うことを理解していました.“服を脱いで”“はい,息を吸って”“大丈夫よ”“また,来週来てね”など.さて,私が今,外来に来ている患者さんやその親御さんと話すこともたいしたことはありません.“どうしました?”“いつからですか”“大丈夫ですよ”“結果がでるのは来週ですから,またそのときいらしてください”など.“病院のなかの会話”は,簡単で本当にパターン化したものが多いようです.
そこでこの庄司道子先生・他著の「病院のなかの英会話」.本当に役に立ちます.毎週2~3個覚えるだけで,あるいは暇なときにつらつら眺めるだけで,半年もすればもう完壁です.ここに出てくる会話は初めての単語を覚えるわけではなくて,よく使う単語の組み合わせや言い回しで,とても短い文だけです.とっても簡単.
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