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書評「肝硬変のマネジメント」
森岡 恭彦
1,2
1関東労災病院
2東京大学
pp.353
発行日 1994年3月25日
Published Date 1994/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105760
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10年前の1984年,水戸廸郎先生・故瀧野辰郎先生の編集で「肝硬変と肝腫瘍」が出版されている.手許にある同書をいま読み返してみると,内容的に物足りないところが多くなっている.10年の進歩・変化は著しいものである.
今般,水戸廸郎先生・谷川久一先生によって,この書は一新され「肝硬変のマネジメント」として発刊されたことは時宜を得たものである.本書では,表題だけでなく内容・執筆者もすべて新しく変更され,C型肝炎の記述を初めとして原発性胆汁性肝硬変,漢方薬治療,また肝移植などの項目が新たに加えられ,食道静脈瘤や肝細胞癌の治療方針などについての記載にも大きな変化がみられ,時代の変化が読みとれる.
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