Japanese
English
今月の症例
8年の経過後,貧血にて発症した巨大十二指腸過誤腫性ポリープ(Peutz-Jeghers型)の1例
Giant Duodenal Hamartomatous Polyp, Associated with Anemia, Report of a Case
柏木 宏之
1
,
近藤 泰理
1
,
鈴木 理香
1
,
名久井 実
1
,
青木 純
2
,
梅村 しのぶ
3
,
鬼島 宏
3
,
幕内 博康
4
Hiroyuki Kashiwagi
1
1東海大学医学部付属東京病院外科
2東海大学医学部付属東京病院消化器内科
3東海大学医学部付属東京病院病理
4東海大学医学部付属病院外科
pp.1502-1504
発行日 2002年11月25日
Published Date 2002/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104586
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〔患者〕 67歳,男性.主訴:貧血.家族歴:特記すべきことなし.既往歴:急性虫垂炎(30歳),十二指腸ポリープ(59歳).嗜好歴:特記すべきことなし.現病歴:1991年検診で十二指腸ポリープを指摘され,内視鏡的切除を勧められたが,本人の自己判断で来院せず経過観察となっていた。2000年5月中旬から立ちくらみを自覚し,症状持続するため,近医受診.貧血を指摘され,同院で上部消化管内視鏡施行.十二指腸下行脚に易出血性病変を認め,精査加療目的で当院紹介となった.
〔入院時現症〕 身長167cm,体重60.Okg,眼瞼結膜に著明な貧血あり.腹部は平坦・軟.腫瘤触知などの異常は認めなかった.
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