学会印象記
第4回日本消化器関連学会週間(DDW-Japan1996)
渕上 忠彦
1
1松山赤十字病院消化器科
pp.692
発行日 1996年5月25日
Published Date 1996/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104148
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4月18日~20日の3日間,神戸市で開催されるDDW-Japanに出席のため,4月17日夜半,関西国際空港からジェットシャトル・バスでポートアイランドのK-CATに到着した.桟橋周辺にはコンクリートの砕片を覆う青いビニールシートがあちこちにみられ大震災の名残が垣間みられた.
1日目の午前中は樋渡先生(東北大3内)の宿題講演「クローン病の内視鏡的重症度と治療法の選択」を聞いた.代表的なクローン病の内視鏡所見を病期別に分け,更に病変部位の占拠率とを掛け合わせて内視鏡的活動指数を求め,その有用性を発表された.多数の材料を膨大な時間をかけて分析されたと想像される労作であったが,日常診療で用いるにはやや面倒だなとの印象を受けた.
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