学会印象記
DDW-Japan 2000(第8回日本消化器関連学会週間)―大腸に関するテーマを中心に
横山 善文
1
,
奥村 文美典
1
1名古屋市立大学医学部第1内科
pp.86
発行日 2001年1月25日
Published Date 2001/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103135
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5年前のDDW-Japanでは市内のそこここに震災跡が残っていたが,今は見事に復興した神戸市でDDW-Japan 2000は10月25日~28日の4日間開催された.学会全体としては肝臓に関する企画が盛りだくさんの印象であったが,消化管の興味ある発表も多くあったため,大腸に関する発表は2人で手分けして聴くこととした.
第1日目の午後のシンポジウム5「炎症性腸疾患の病態と治療における今後の展開」ではIBD(inflammatory bowel disease)の遺伝子的背景,サイトカインに関連した治療法の開発の現状が討論されたが,ヒトへの応用についてはいまだしの感であった.
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