学会印象記
DDW-Japan 2005(第13回日本消化器関連学会週間)―胃に関するテーマを中心に
田村 俊明
1
,
浜田 勉
1
1社会保険中央総合病院
pp.206
発行日 2006年2月25日
Published Date 2006/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100273
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2005年10月5日から8日に,神戸ポートピアホテル,神戸国際会議場・国際展示場にて,DDW-Japan 2005が開催された.あいにく小雨模様の中での開幕であったが,連日多数の参加者が集い,DDWらしい盛り上がりをみせた.
初日に行われたポスターセッション「胃癌臨床」では,胃原発小細胞癌,胃未分化癌,IIc様形態を呈したカルチノイドなど,比較的まれとされる症例が多数発表され,活発な討論が行われた.胃癌臨床に対する関心の深さが窺われたが,一方で形態的にも興味深い病変にX線像が呈示されていればと思われる発表や,粘膜内癌に対し色素内視鏡像も示されてないポスターもみられ,症例発表ではよりよい画像による表現が重要だと感じた.
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