特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
b.X線・内視鏡所見用語
しもふり潰瘍(salt and pepper ulcer)
岡崎 幸紀
1
1周東総合病院内科
pp.350
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104022
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内視鏡検査の際に,十二指腸球部で観察される小白苔を言う.小白苔が集籏する形で見られることが多く,その状態が霜降り肉に似ていることから,この病変名が付けられた.
小白苔の部分は,当初,組織標本でUl-Ⅱ程度の浅い病変が認められたとされたが,その後の検討では小びらんの白苔または炎症による線維滲出などによる白苔であろうとされている.
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