増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017
画像所見〔十二指腸〕
しもふり潰瘍(salt and pepper ulcer)
春間 賢
1
,
鎌田 智有
2
1川崎医科大学総合医療センター総合内科2
2川崎医科大学総合医療センター健康管理学
キーワード:
サラミ潰瘍
,
十二指腸潰瘍
,
十二指腸炎
Keyword:
サラミ潰瘍
,
十二指腸潰瘍
,
十二指腸炎
pp.614
発行日 2017年5月24日
Published Date 2017/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200964
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定義
オリジナルは,十二指腸潰瘍症例の,不均一な発赤した十二指腸球部粘膜に観察される,小さな白苔が点々とみられる状態を意味し,集簇することが多く,所見が霜降り肉に似ていることから,大井1)によりカタカナ表記のシモフリ潰瘍と名付けられた.その後,シモフリ状態2)やシモフリ像3),しもふり潰瘍4)あるいは霜降り潰瘍と呼ばれ,表層の病変であることから,“しもふり”あるいは“霜降りびらん”とも呼ばれるようになっている(Fig. 1).
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