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書評「大腸がん検診―その考え方と実際」
市川 平三郎
1,2
1国立がんセンター
2(財)早期胃癌検診協会
pp.1320
発行日 1998年9月25日
Published Date 1998/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103814
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癌の研究が近来著しく進歩したことは認識しているが,それでもなお,癌死を救うのに最も効率がよいのは,早期発見つまり検診しかないことは明白である.
最近,“がん検診無用論”という暴論をはじめとして,なんとなく検診に対して逆風が吹き,嘆かわしいところであったが,更に,厚生省は突如として,がん検診を老健法から除外するという方針を発表して,冷水を浴びせた.国民も動揺しているようだが,検診従事者の中にも,本当のところはどうなんだ,と戸迷っている向きもあるやに聞いている.
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