特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
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大腸CT検査は大腸がん検診に有用か?
鶴丸 大介
1
1九州大学大学院医学研究院 臨床放射線科学分野
pp.206-206
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_206
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大腸CT検査(CT colonography:CTC)は,炭酸ガスを直腸から注入して大腸を拡張させ,マルチスライスCTで撮影した画像を三次元的に再構成し,大腸内腔を仮想内視鏡的に観察する検査である(図1).その特徴から「バーチャル大腸内視鏡」とよばれることもあり,最大の利点は内視鏡を挿入せずに大腸病変を評価できる点にある.本邦では2012年に「大腸CT撮像加算」として保険収載され,臨床導入が進んだ.同時期に報告された多施設共同研究では,6mm以上の病変に対する患者別感度88%,特異度92%,陽性的中率79%,陰性的中率95%と,内視鏡に匹敵する診断精度が示されている1).
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