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編集後記
中村 恭一
pp.1210
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102679
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ある事物に対してそれを幾つかの類に分けることは,あらゆる分野でなされている.ただ,分類は相手に伝えるための共通言語としての役割のみであってはならない.幾つかの類に分けることの目的ということを考えてみると,そう分類することによって,①何らかの意義が実際において見出される,②その分類には意義のある新たなる主張の生まれ出ずる可能性を秘めている,ということであろう.分類の対象が胃癌組織型である場合もそのようであらねばならない.このような観点から本号主題「胃癌の組織型分類とその臨床的意義」の力作論文を読ませていただいた.
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