Japanese
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今月の主題 大腸腫瘍切除後の経過追跡
座談会
大腸腫瘍切除後の効果的サーベイランスはどうあるべきか
Conversazione―Proper Surveillance Following Colorectal Tumor Resection: How Should It Be?
多田 正大
1
,
平田 一郎
2
,
金森 俊成
3
,
鶴田 修
4
,
今城 眞人
5
,
安藤 正夫
6
,
下田 忠和
7
,
森 武生
8
,
丸山 雅一
9
,
武藤 徹一郎
10
Masakazu Maruyama
9
,
Tetsuichiro Muto
10
1京都第一赤十字病院第2内科
2大阪医科大学第2内科
3名古屋市立大学第1内科
4久留米大学第2内科
5草加市立病院外科
6仙台市医療センター消化器内科
7東京慈恵会医科大学病理
8東京都立駒込病院外科
9癌研究会附属病院内科
10東京大学第1外科
pp.560-579
発行日 1993年5月25日
Published Date 1993/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106171
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丸山 それでは座談会を始めさせていただきます.まず私のほうから口火を切らせていただきます.「大腸腫瘍切除後の経過追跡」という主題なのですが,最初にポリペクトミー後のサーベイランスの問題と,それから大腸癌術後の残存腸管のサーベイランスと,2つのトピックスに分けたいと思います.
最初にポリペクトミー後のサーベイランスを取り上げます.このポリペクトミーは,実際には,大部分の腺腫,それから粘膜内癌,m癌と称するもの,更に,最近ではsm1と称する,非常に軽度な粘膜下層の浸潤を呈するsm癌も一部含まれます.しかし,長い時間経過でみると,恐らく大部分は腺腫かm癌ということになるだろうと思います.
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