学会印象記
第65回日本消化器内視鏡学会総会
中原 慶太
1
1久留米大学第2内科・消化器病センター
pp.946
発行日 2003年6月25日
Published Date 2003/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100831
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第65回日本消化器内視鏡学会総会は,2003年5月29日(木)から31日(土)の3日間,福岡大学医学部第1外科教授・池田靖洋会長のもと,“原点”と“飛翔”をメインテーマとし,九州は福岡シーホークホテル&リゾート・福岡ドームにおいて開催されました.本総会が単独の学術集会として福岡で開催されるのは35年振りとのことです.
総会初日の理事長講演には丹羽寛文先生,指定講演に渡辺英伸先生(新潟大学大学院分子・診断病理学),第2日目には寛仁親王殿下の特別講演や池田靖洋先生の会長講演,指定講演に八尾恒良先生(福岡大学筑紫病院消化器科),招待講演として海外からの先生方の貴重なご講演がありました.また,検査法と治療手技の“原点”として,内視鏡治療の偶発症防止といった安全管理の主題(パネルディスカッション)や,1例1例を大切に症例から学ぶという基本的な教育セッションとしてビデオワークショップが設けられ,“飛翔”として,臨床において関心が高く急速に進歩しつつある消化管系癌や肝胆道系疾患の診断・治療に関わる主題(ワークショップ)が選択され,一般演題を併せて1,000題を超える多数の発表がありました.
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