学会印象記
第57回日本消化器内視鏡学会総会
三木 一正
1
1東邦大学医学部内科学第一講座
pp.1000
発行日 1999年7月25日
Published Date 1999/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102776
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第57回日本消化器内視鏡学会総会は金沢大学医学部附属がん研究所所長,金沢大学副学長,がん研究所附属病院外科学講座の磨伊正義教授を会長として,1999年5月10~12日の3日間,金沢市において,金沢市文化ホール,金沢ニューグランドホテル,石川県文化会館(Aブロック),MROホール,エルフ金沢(Bブロック),石川厚生年金会館(Cブロック)の3ブロック,7会場で開催された.すがすがしい五月晴れに恵まれた.A,B,Cブロック間には巡回シャトルバスが運行しており,市内観光気分で乗れた.目的地まで急ぐ場合はシャトルタクシーが配車されており,会場間の移動には不便を感じなかった.朝・夕には金沢駅までのシャトルバスの運行もあり,会員に対するきめ細かい配慮が感じられた.
本総会の会長講演「Natural historyからみた胃癌の生物学的特性と診断・治療への展開」,特別講演の広島大学第1病理・田原榮一教授の「消化器癌の遺伝子診断の現状と将来」および本学会理事長・丹羽寛文教授の「内視鏡所見の認識,把握を巡って」は基礎と臨床の両面からの広範な内容であり,多くの会員にとって大変勉強になる有意義な講演であった.
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