Japanese
English
今月の主題 最新の早期胃癌EMR―切開・剥離法
主題
早期胃癌に対する切開・剥離法の工夫―私はこうしている―S-ERHSE法
Endoscopic Submucosal Dissection: S-ERHSE Method
石後岡 正弘
1
,
草間 敬司
2
,
内沢 政英
2
Masahiro Ishigooka
1
1勤医協中央病院外科
2勤医協中央病院消化器内科
キーワード:
内視鏡的粘膜切除術
,
S-ERHSE
,
ERHSE
,
早期胃癌
Keyword:
内視鏡的粘膜切除術
,
S-ERHSE
,
ERHSE
,
早期胃癌
pp.44-45
発行日 2004年1月25日
Published Date 2004/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100411
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はじめに
当院では1982年より早期胃癌に対してERHSE(endoscopic resection with HSE injection)法を開発し施行してきた1).ERHSE法はいわゆるcutting EMRのoriginatorである.さらに筆者らは1997年10月より通常のERHSE法では一括切除困難と推測される病変に対して粘膜下層直接切離(剥離)によるERHSE(S-ERHSE;submucosal endoscopic resection with HSE injection)法を考案し施行してきた2).S-ERHSE法は本主題である切開・剥離法の中でITナイフ法3)とともにpioneerである.本稿では筆者らが施行しているS-ERHSE法の手技の工夫について症例を呈示して概説する4)5).
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